南アフリカのLGBT活動家で政治家のバニャナ・トベカ・フルタモが死去

南アフリカのLGBT活動家で政治家のバニャナ・トベカ・フルタモが死去

南アフリカのLGBT活動家であり公人であるバニャナ・トベカ・フルタモ(Banyana Thobeka Hlutamo)が、短い闘病の末、5月5日に45歳で死去した。この訃報は、南アフリカの市民団体の代表者らによって伝えられた。

フルタモは1980年11月1日、ハウテン州のテンビサ(Tembisa)で生まれた。学生時代から学生代表評議会に参加し、その後アフリカ民族会議青年同盟(ANCYL)に加わった。2009年には、ANCの青年組織の1つで、女性として初めて地区書記を務めた。

南アフリカの政治運動において、彼女はLGBTの課題を政治的アジェンダに含めるよう提唱した。2018年のANC女性同盟全国レクゴトラ(ANC Women’s League National Lekgotla)において、フルタモはLGBTの権利を同組織の行動計画に統合するよう働きかけた。

2017年、フルタモは「多様性受容運動(Embrace Diversity Movement: EDM)」を共同設立し、副事務局長を務めた。この組織は、アフリカ民族会議やその他の民主的運動の中で、包括性とLGBTの人々の代表を促進することを目的としていた。EDMの代表者らは、フルタモの死は南アフリカのすべての人権部門にとっての損失であると述べた。

フルタモはまた、ハウテン州議会のLGBT部門議会と協力し、SANAC市民社会フォーラム(SANAC Civil Society Forum)や、エクルレニ・プライド(Ekurhuleni Pride)やテンビサ・プライド(Tembisa Pride)などの地元のプライド組織と連携して活動した。

彼女の死に対し、全国の活動家、政治家、関連組織から哀悼の意が表明された。ANCのパロミナ・ジャマ(Palomina Jama)国会議員は、議会での初演説をフルタモに捧げた。女性・若者・障害者省のマパセカ・スティーブ・レツィケ(Mmapaseka Steve Letsike)副大臣は、フルタモを「誇り高きクィア女性であり、信じられないほど献身的な公人」と評した。

追悼式は5月13日にテンビサで執り行われた。