米国のLGBTの集いの場「プードルビーチ」に歴史標識を設置

米デラウェア州の海辺の保養地レホボスビーチで2026年10月29日、プードルビーチとLGBTコミュニティーの生活におけるその役割を伝える歴史標識の除幕式が行われた。Washington Bladeによると、海沿いの遊歩道付近で開かれた式典には、住民や市・州の代表者が出席した。
標識はプロスペクト通りと木製遊歩道の南側区間が交わる場所に設置された。デラウェア州公文書館の発表は、LGBTの住民や訪問者が交流し、コミュニティーへの帰属意識を得られる場所として、海岸が市と州の社会・文化史で長年果たしてきた役割を示すものだと説明している。
標識の説明文によると、レホボスビーチには1930年代からLGBTの住民や観光客が集まっていた。数十年にわたり、遊歩道の南にあるカーペンター家の旧邸宅近くが集いの場となった。現在のプードルビーチの区画が特に人気を集めたのは1970年代末で、名称の由来は今もはっきりしていない。
1988年から2019年までは、参加者がドラァグ姿でプレーするバレーボールの試合が毎年行われた。9月の米国の祝日レイバーデーに合わせた催しで、数千人の観客が集まった。プードルビーチは現在もLGBTの観光客によく知られた保養地だ。
除幕式でレホボスビーチ市長のスーザン・スチュワートは、市の歴史を、当地を訪れて住み続けることを選んだ何世代もの人々と結び付けた。デラウェア州下院議員のクレア・スナイダー=ホールは、LGBTコミュニティーの目に見える存在が新たな住民や訪問者を引き付けているとの見方を示した。
標識設置までには数年を要した。Metro Weeklyによると、住民は2020年に申請した。除幕式は当初2026年6月27日の予定だったが、延期された。州公文書館長のメーガン・ピーターマンは、安全な設置方法を検討するためだったと説明した。業者が、砂地に固定した標識が倒れて人を傷つける恐れを懸念したという。
デラウェア州の歴史標識事業は1929年に始まり、1931年に法的根拠が整えられた。Delaware News Journalは州公文書館の説明として、プードルビーチの標識は事業の721基目で、LGBTの歴史に特化したものとしては初めてだと伝えている。
Urániaは以前、LGBT歴史月間に合わせてLGBTの人物の伝記を公開する米国の団体Equality Forumの事業を紹介している。


