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伊カトリック司教、ゲイプライド主催者に対話を提案

アヴェルサ(カンパニア州)にある聖パウロ大聖堂のドーム(アヴェルサ・カトリック司教区の司教座聖堂)。写真:Dinamo86 / Wikimedia Commons (パブリックドメイン)
アヴェルサ(カンパニア州)にある聖パウロ大聖堂のドーム(アヴェルサ・カトリック司教区の司教座聖堂)。写真:Dinamo86 / Wikimedia Commons (パブリックドメイン)

2026年9月下旬、南イタリアのカンパニア州において、アヴェルサ・ローマ・カトリック司教区のアンジェロ・スピニッロ司教が、ジュリアーノ・イン・カンパニアで初開催されたプライド行進(Giugliano Pride)の主催者らと直接対話を行いました。司教は司教館でLGBTQ+活動家の代表団と会談し、行進の前日には人間の尊厳の擁護、暴力への反対、平和の構築における共通の目標を確認する公式書簡を送付しました。

ジュリアーノ・プライド実行委員会の報道発表によると 、会談は9月19日にアヴェルサ司教館で行われました。代表団を率いたのは地域団体 i Ken APS ETS 代表でパレード推進者のカルロ・クレモナ氏です。面会の目的は、プライド行進の趣旨説明とともに、性的指向や性自認を理由とする差別や暴力の被害者を支援する相談窓口「レインボー・センター・ジュリアーノ」(Rainbow Center Giugliano – CAD Napoli Nord)の開設を報告することでした。

9月25日付の返信書簡において、スピニッロ司教は「架け橋を築き」、相互理解を深めようとする活動家らの姿勢に感謝を表しました。司教は、双方の自律性や立場、カトリック教理の独自性を維持しながらも、暴力や威圧の根絶、すべての人の尊厳ある生活の実現という共通の課題において協力できると指摘しました。カルロ・クレモナ氏はこの書簡を歓迎し、「相違点が距離や敵意、暴力へと変わることなく、相違点のまま尊重されることは可能である」と表明しました。

9月26日に実施されたジュリアーノ・プライドには数千人の市民が参加しました。イタリアの主要メディアは、スピニッロ司教の開かれた姿勢と、同時期に北部アオスタ司教区で司教秘書がSNS上に虹色の鍵十字画像を投稿して謝罪に追い込まれた騒動との対比に注目しました。

アヴェルサ司教区はカゼルタ県およびナポリ近郊の自治体を管轄し、大都市ジュリアーノも含んでいます。スピニッロ司教は2011年から教区を率いており、かつてイタリア司教協議会(CEI)の副会長を務めました。団体 i Ken は長年にわたりカンパニア州で人権啓発活動を展開しています。

この出来事は、イタリアにおけるカトリック教会指導部とLGBTコミュニティとの対話の模索を示すものです。これまで「ウラニア」は、イタリア司教協議会副会長フランチェスコ・サヴィーノ司教によるLGBT信徒の尊厳回復の訴え や、イエズス会神学者パオロ・ガンベリーニによる創造秩序における同性愛論考 、既婚ゲイ信徒の証言を盛り込んだバチカンのシノドス報告書 を詳しく報じてきました。

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