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スイスの裁判所、ロシア人ゲイカップルへの難民認定拒否を支持

ザンクト・ガレンにあるスイス連邦行政裁判所の入口。写真:Wikimedia Commons / Hadi(CC BY-SA 4.0)
ザンクト・ガレンにあるスイス連邦行政裁判所の入口。写真:Wikimedia Commons / Hadi(CC BY-SA 4.0)

スイス連邦行政裁判所は8月31日、ロシア国籍のイリヤ・アゲエフ(ブロンスキー)さんとドミトリー・キセリョフさんの不服申し立てを棄却した。ゲイカップルの2人は2021年にロシアを離れ、その後チューリヒで結婚した。Watsonの報道 によると、判決の確定後、2人には10月2日までにスイスを出国するよう命じられた。

スイス連邦移民局は2021年7月1日、2人の難民認定と庇護申請を退けていた。公表された事件番号E-3492/2021の判決 では、同じ日に不服申し立てが棄却されたもう一人の申請者の関連事件E-3487/2021にも言及している。

2人は、ロシアで同性愛嫌悪や脅迫、迫害を受けたと訴えている。Watsonによると、イリヤさんは2021年にHIVとともに生きることを公に語った後、殺害予告を受け、住所をさらされ、路上で脅され、その後サンクトペテルブルク中心部で暴行された。2人は間もなくスイスへ渡った。帰国すれば刑事訴追を受け、引き離されるおそれがあるとしている。

裁判所は、ロシアの同性愛者が重大な法的制約に直面し、性的指向を公に表明したり、活動に参加したり、LGBTコミュニティーを支援したりした場合、状況によっては行政罰や刑事罰を科され得ることを認めた。一方、申請者が経験した差別は庇護に必要な迫害の水準に達しておらず、2人に対する現在の具体的な危険も立証されていないと判断した。結婚、スイスでのLGBT関連行事や反戦集会への参加、SNS投稿はいずれも、ロシア当局による迫害が見込まれるほど2人を目立たせるものではないとした。

イリヤさんとドミトリーさんは、チューリヒ州移民局に特別に深刻な事情を理由とする在留許可を申請した。支援者は、申請の審査と退去措置の停止を求めるCampax上の署名活動 も始めた。記事公開時点で州当局の決定は報じられておらず、この申請自体が出国命令の執行を停止するかどうかも、確認できる資料では明らかになっていない。

今回の判決は、ロシアでLGBTの人々を対象とする法律とその運用が厳格化する中で出された。2023年11月、ロシア最高裁判所は、いわゆる「国際LGBT社会運動」を過激派と認定した。Urániaは以前、ロシアのLGBTの人々は国外移住後も迫害の危険にさらされ得るとする国連特別報告者の見解を報じた 。ロシア当局は組織的な人権侵害との非難を否定している。

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