セルビアのヴチッチ大統領辞任に伴い、同性愛を公表しているブジュナビッチ国会議長が暫定大統領に就任
(CC BY 4.0)](/news/2026/0927-ana-brnabic-acting-president-serbia/cover_hu_568c74a4bf4bd2f6.webp)
2026年9月27日(日)、セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ(Aleksandar Vucic)大統領が正式に辞任した。セルビア憲法および大統領法に基づき、同性愛(レズビアン)であることを公表している国民議会議長(国会議長)で前首相のアナ・ブルナビッチ(Ana Brnabic)氏が暫定国家元首(大統領代行)に就任した。
欧州メディア「Euractiv 」の報道によると、ヴチッチ氏の辞任は、2026年10月25日に予定されている前倒し総選挙において、与党セルビア進歩党(SNS)主導の連立リスト筆頭候補として首相への返り咲きを目指す動きに伴うものである。ヴチッチ氏は大統領として通算2期目の任期中にあり、憲法上の制限により3期連続での大統領選出馬は禁じられている。
セルビアの法制度では、大統領が任期途中で辞任した場合、国会議長が最長3か月間にわたり大統領代行を務める。この間、代行者は国家元首としての職務遂行、法案の公布、国軍の最高指揮権を担うとともに、早期大統領選挙の期日を公布する義務を負う。新たな大統領を選出する投票は2026年12月末までに実施される見通しである。
アナ・ブルナビッチ氏は2024年3月からセルビア国民議会の議長を務めている。これに先立ち、2017年から2024年までセルビア首相を務め、セルビアおよび西バルカン地域の歴史上、初の女性かつ初のオープンなLGBT首相として知られた。長年にわたり、ブルナビッチ氏はヴチッチ大統領の最も重要な政治的盟友として与党の中枢を担っている。
以前「ウラニア」は、前倒し総選挙を控えた与党の選挙準備動向と、大統領権限移行におけるアナ・ブルナビッチ氏の役割 について報じている。


