米ペンシルベニア州の民主党上院議員ジェームズ・マローン氏、レズビアン二次創作の執筆とドラァグ朗読会支持で批判受ける
米ペンシルベニア州議会上院の民主党議員ジェームズ・マローン(James Malone)氏が、テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)」の世界を舞台にした女性同士(レズビアン)のロマンスや官能的な二次創作(ファンフィクション)を執筆していたこと、ならびに公共図書館でのドラァグクイーンによる子ども向け絵本朗読会を過去に擁護していたことを巡り、共和党の対立候補らから批判を浴びている。このネット上の投稿について、保守系メディアの『ブライトバート・ニュース 』(Breitbart News)が2026年9月22日に報じた。
報道資料によると、マローン氏は遅くとも2023年10月からTumblr上でアカウント名「sasquatchwyo73」を用い、女性キャラクターであるブリリントとザムクの親密な関係を描いた小説を投稿していた。文章には親密な場面の描写や、架空の神々への祈りなどゲームの世界観を反映した設定が含まれていた。報道機関が事実確認とコメントを求めた後、該当のアカウントは削除されたという。
共和党関係者らは、マローン氏がドラァグクイーンによる絵本朗読イベント(Drag Queen Story Hour)を支持していた経緯についても改めて批判を展開している。2024年春、ランカスター郡の公共図書館で予定されていた読み聞かせ会が抗議行動や安全上の懸念から中止された際、マローン氏は遺憾の意を示し、こうした自由参加型の催しは「子どもたちにより広い視野や人生経験を与える」と述べていた。共和党側はこれらの関心や主張が保守的な地域住民の価値観に反すると主張する一方、民主党陣営は目前に迫った選挙に向けた個人の私的な創作趣味を利用した政治的攻撃であると反発している。
ジェームズ・アンドリュー・マローン氏は2017年から2025年までイースト・ピーターズバーグの町長を務めた。2025年3月に行われたペンシルベニア州上院第36選挙区(ランカスター郡)の補欠選挙において500票足らずの僅差で勝利し、2024年大統領選でドナルド・トランプ氏が15ポイント差で勝利した共和党優勢の同地域から、19世紀末以来初となる民主党州上院議員となった。ランカスター郡は敬虔なアーミッシュやメノナイトの共同体が多く残る保守的な地域として知られる。2026年11月の改選に向けては、ジョシュ・シャピロ州知事がマローン氏の支持を表明している。


