ロスコムナドゾール、アニメのミームを巡りロシア人ジャーナリストのオレグ・カシン氏をLGBTプロパガンダで非難

ロシアの国家通信監視機関であるロスコムナドゾールは、亡命中のロシア人ジャーナリストで広報担当者のオレグ・カシン氏に対し、「非伝統的な性的関係の宣伝」の罪で行政手続きを進める予定である。独立系メディアASTRAの文書のコピーを引用した報道 によると、同機関は、ジャーナリストのテレグラム・チャンネルでの7月の投稿の1つに法律違反があることを発見した。正式な手続きは10月5日、カリーニングラードにある同機関の地方事務所で予定されている。
当局の主張のきっかけとなったのは、7月17日に投稿されたユーモラスな動画だった。その動画では、カシン氏のライブ配信の一部が、男性同士の恋愛を描いた日本のアニメーション映画のワンシーンとともに編集されていた。動画の中で、登場人物の1人がパートナーに「実央、僕の中に入る?」と尋ね、ジャーナリストはカメラに向かってうなずく。それに対し、2人目のアニメキャラクターは「だめだ、耐えられない!」と答える。
オレグ・カシン氏自身は、ロスコムナドゾールから受け取った手紙について「Ебанаты」(クソ狂人ども)とコメントした。ミームで使用された抜粋は、恋に落ちる2人の青年を描いた紀伊カンナによる同名漫画を原作とする長編アニメ『海辺のエトランゼ』(2020年)からのものである。
ロスコムナドゾールは、マスメディアとインターネットの検閲と管理を担うロシアの連邦行政機関である。ロシアでは2022年末以降、いわゆる「LGBTプロパガンダ」を全面的に禁止する法律が施行されている。さらに2023年11月、ロシア最高裁判所は、実在しない「国際的LGBT運動」を過激派と認定し、これにより、LGBTコミュニティと公的に関わりを持つ人権擁護者や一般市民に対する広範な迫害 が引き起こされた。


